他人の意見を自分の意見のように語るのはもうやめよう。共感力よりも発信力。
こんばんわ。どうも最近楽しいことも辛いことも色々あって気分の浮き沈みがかなり激しくなっているんです。
ところで最近というかずっと疑問に思っていることがあるんです。それはテレビの情報番組やニュース番組内でのコメンテーターと呼ばれる人たちが専門でもないことについて色々発言していることについて問題です。
情報番組を見ていると必ずコメンテーターと呼ばれる人たちがいます。その人達の職業は大学教授や弁護士、元議員、元スポーツ選手など様々な分野の方々がいらっしゃいます。
ニュース番組や情報番組内で事実を淡々と伝えられるだけでは伝わらない部分や理解できない部分があるため、そういった時に専門家の説明があるとニュースの理解に役立つ非常にありがたい存在です。
もちろん、専門家の中でも自分の主義主張があり公正であるとは言いがたいときもあるとは思いますが、それでもコメンテーターという立場でなら偏りの少ない解説を目指しているものと思います。
さて、我々にとっても非常にありがたい存在であるコメンテーターですが、実際のニュース番組を見てみるとそのニュースの専門家によるコメントよりも専門外の方のコメントの方が多いのが実情です。
当然ニュース番組は様々なニュースがあるわけなので当たり前なのかもしれませんが、コメンテーターと呼ばれる人たちが固定されており、それに拍車をかけています。
実際の例を出しますが、安田純平さんが武装勢力に捕まっていて、解放されたニュースです。その時に多くの番組では、そのニュースに対し、弁護士や元議員、芸人の方々がコメントを出していました。中にはジャーナリストの方がゲストコメンテーターとして呼ばれていた番組もありました。どちらが我々に実情を説明する上で正しいのでしょうか?
もちろん知識人と呼ばれている方々でしょうから、専門外のことでもそれなりに知っているのでしょうが、それは我々が自分たちの意見をブログに書いたり(このブログみたいに)、SNSに投稿したりするのと変わらないのではないでしょうか。
例えば、スポーツの中継で実況の他に解説の方がいらっしゃいますが、野球の中継でサッカー選手が解説としていたらどうでしょうか?サッカーの中継に水泳選手が解説としていたらどうでしょうか?
野球好きのサッカー選手がゲストとしている分にはいいですが、「解説」としていたらそれは違和感しかないでしょう?
それと全く同じことがニュース番組では起きているんですよね。非常に疑問です。素人の意見が必要ということであるなら街頭インタビューで事足ります。
すべてのニュースに対し、専門家に登場してもらうことは実質不可能かもしれませんが、今の状況が少しおかしいことなのは事実ではないでしょうか?
我々視聴者もテレビやネットでの意見を鵜呑みにすることなく、情報リテラシーを磨く必要がありますね。