じぃさんの頭の中

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テレビ離れとYoutube大全盛期。カジサックは意外と好きです。

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   先週水曜日にとあるひとつのニュースが世界中を駆け巡りました。そう世界で2番目に閲覧されているモンスターサイト、Youtubeがダウンしたというニュースです。現代社会ではこういったニュースがあるとまず出てくるのが陰謀論ですね。アメリカではダウン前に投稿されたとある動画のせいでダウンさせられたという話が話題だそうです。(興味のある人は調べてみてください)

 

テレビ離れYoutube大全盛期

    それにしても現在のYoutubeの旺盛ぷりといったらすごいものがありますよね。Youtuberなんてそこら中に石を投げたら当たるぐらいいますし。若者のテレビ離れなんて言葉が昔のことに思えるほど今やネット、Youtube特にSNSが盛り上がりに盛り上がっています。老若男女問わず以前よりもテレビ離れが叫ばれ続けていますし、昔のドラマでは15%が目安、と言われるほどだったのに今では一桁でも当たり前というのが実情。実際に視聴率が落ちていますし、テレビに関するアンケートでもテレビを観ない割合が増えているようです。中にはテレビ自体家にないなんていう人も増えているとか。

 

    さて、そんな凋落しかけているテレビですがその理由とはなんでしょう。単純におもしろくない!という話ですが、なにが今と昔出違うというのでしょうか。メディア・娯楽の多様化が一番の原因ではあると思うのですが、ここはあえてテレビ自体の内容で考えてみましょう。

 

    私がテレビを以前に比べて観ない理由は「コンテンツの焼き増し」の多さに辟易したからです。特にテレビ離れが深刻と言われる所以はバラエティでしょうか。テレビをつければ街ナカに出て素人さんに意見を聞く番組、有名人が町を散歩する番組、芸能人がたくさん集まってギャーギャーと騒ぐ番組ばかりではないですか?一昔前はクイズ形式の番組ばかりでした。今はどこも以前ほどの予算を使えず制作に苦労しているとは聞きますが、予算を大量につぎ込むやり方しか知らない制作側が、まるでイナゴの群れのように一つ当たったコンテンツに押しかけ食い荒らすことしかできなくなっているようで、おもしろいコンテンツだとしてもすぐに飽きてしまいます。

 

 さらにこれは視聴者側の責任でもありますが、自主規制の嵐で過激なことができなくなっているのも一因かと感じます。過激というのは別にショッキングな映像であるということだけではなく、誰も考えつかないような衝撃のある映像であるとかそういった事も含めてです。

 

 やらせなんかもそのうちの一つでしょうか。ヤラセとエンシュツは紙一重ですが、我々も気をつけなくてはいけないのは、「テレビは全て真実である必要がある」という間違った考えに至らないようにすることです。勿論ニュースや報道、ドキュメンタリーなどコンテンツによってはその範疇ではありませんが、ここで話題にしているようなバラエティでは特に感じます。

 

 ヤラセ、エンシュツとわかったうえで楽しむコンテンツがあるということを理解していない人が一定数はいるようです。例えば昔の番組の「ガチンコ」なんかはみんなエンシュツだとわかった上で楽しんでいましたよね?今はネットやSNSが発達したおかげ(せい)でクレームもいいやすく、声が大きく聞こえがちです。

 

 結局テレビ側、視聴者側互いの様々な事情でテレビ離れが進んでいるわけです。そのような流れの中でなぜYoutube、特にYoutuberの方達がこれほど活躍されているのでしょうか。それは今のyoutubeが昔のテレビの体当たりなお笑いに近いという面もあるのではないでしょうか。

 

◇「ツッコミ」の笑い「ボケ」の笑い

    体当たり感という言葉を使いましたが、結局人の気持ちが動くのは自分がやってみてもできないことであったり、自分でやりたくないことをやってもらえることだと思うんです。昔のテレビ番組では若手芸人がリアクション芸として今風に言えば炎上必至のお笑いをしていたじゃないですか。エンシュツもそのうちの一つだと思います。つまり馬鹿げたことを全力でやるいわゆる「ボケ」のお笑いです。でも今のテレビではコンプライアンスやクレームを恐れてトーク番組などを中心とした、「ツッコミ」な笑いばかり提供している。お笑いの本質は「ボケ」にあると思います(偉そうにすいません・・・)。と偉そうに語ってますが、これパクリです。キングコングの梶原さんのインタビュー記事から取りました(その記事載せようと思ったんですが、見つかりませんでした・・・)。

 

    まあパクリは大目にみてもらって^^; その梶原さんはカジサックとしてyoutuberとしてデビューしました。芸人を呼んで対談したり、全力で「○○やってみた」したりと「ボケ」のお笑いをしてます。全力で“お笑い”をしてるんですよね。これって重要で、ネットでは身体を張った笑いを提供している。でも今のバラエティではハライチ岩井さんがマジ歌選手権で提起したように「お笑い風」がはびこっている。お笑い風は「ツッコミ」の笑いです。もちろん昔の方が面白かったにはいろんなものがプラスされますので言葉通りには受け取れませんが、実際に数字として出てきてしまっているのは否定できません。

 

◇テレビの復興はあるのか

    それではどうすればテレビ離れを少しでも減らせるのでしょうか。単純におもしろい番組を増やす!ということでは効果は薄い気がします。勿論それが大前提の話ですが。またSNSの利用というのも私は効果は薄いのではないかなとおもいます。Twitterなどにおける実況行為ですが、テレビの前に、その時間に実況が出来る状況にないと難しいです。それに各種動画サイトで番組は見れるため、擬似実況をすることも難しくありません。結局ネットがこれだけ発達した世の中でテレビを観ることのメリットが以前に比べてなく、しかも魅力的な内容は録画であったり、youtubeであったりで切り離してみることができるためテレビへの関心がドンドンなくなっていくという悪循環なのです。いくら魅力的な番組を作り、今までにない刺激のあるコンテンツを配信しようが、すべてをネットに奪われるだけなのです。

 

 あれ?結局テレビ離れは止められないんじゃないか?という結論に至ってしまいました・・・。これからは今までのフォーマットを捨て、ともかくテレビはリアルタイムでみなければ損をするという新しい形を作っていかなくてはいけません。

 

 また視聴率という指標は今の世の中では合わない考えなのではないでしょうか。多くの人がリアルタイム視聴ではなく録画やyoutubeなどでテレビ番組を見ています。無駄に感じることの多いCMを飛ばしたり、おもしろいコーナーのみをピックアップして視聴したりなど視聴方法は以前と比べて多岐に渡り、一つの尺度で人気を計ることはもはや不可能と言っても過言ではありません。

 

◇結局テレビはまだまだ王者

    というわけで長々と書いてきてしまった今回の話題。なんと3000文字強らしいです・・・いいんです。別に好きなことを書いているだけですので・・・とにかく、テレビよりもネットが〜という話なんですが、それでも未だに影響力はテレビの方が大きい気はします。どうしたってネットを使う人よりもテレビを見ている人の方が多いでしょうし、Youtuberをテレビにだそうなんていうのも普通の流れです。この間はヒカキンさんがでてましたね。それに今回はyoutuberをメインに考えましたが、youtubeの中ではテレビ番組の録画っていうのもかなりの数あります。元はテレビ番組なんですからそれでネットの方がすごい!って言えるの?とは思ったりもします。まとめサイトなどのニュースなんかも大手メディアのニュースを引用してきてますしね。ネット専門という面を考えるとまだまだこの先テレビなんかをはじめとする大手メディアの影響力は衰えないでしょう。そんなまとまりのないことを書いて本日はおしまい。