教科書に載ってないUSA語録(町山智浩)
読書感想文①
町山智浩さんによる週刊文春でのコラムをまとめたUSA語録第1弾。2010年から2012年ぐらいにあった出来事について、英語の単語やフレーズとともに実際にアメリカに住んでいる著者が解説しています。
先に言っておきますが、英語の勉強用として買おうとしている方、まったくそういう本ではありません!!(笑)
先に述べた通り、この本での出来事は2010年から2012年のことなので、2019年2月の今読むと懐かしくなるような事柄ばかりです。
ブッシュやオバマケア、オサマ・ビンラディン、カリフォルニア知事のシュワちゃん、サラ・ペイリン・・・
トランプさんももちろん出てきていますが、政治関係とは無関係なところです。ああ、さすが不動産王トランプ・・・その数年後大統領になりますよ!って言っても多分ウソつけ!って言われるんだろうなぁ・・・
フレーズ的にも懐かしい「Frenemy」なんて涙が出ますよね。SEX AND THE CITYで流行ったなぁなんて。
まあともかく当時の空気に触れながら、もう10年近く前のことがよくわかります(おそすぎる!)。もちろん日本での出来事も書かれてます。例えばエリカ様の「別に」発言とか。あ〜、懐かしい〜・・・
町山智浩さんのコラムはアメリカの政治あり、事件あり、エンターテイメントありと様々なジャンルについての話題なので飽きずに、そしてためになることが書かれている印象です。
あと、フランクな文体が非常にとっつきやすく、政治など一見複雑な話題に関してもすぐに頭に入ってくる感覚。
昔のコラム集を読み返すのも良いですが、現在進行系で読んでいきたい著作です。